R-TYPE FINAL 2 バイド小話「取り込まれた次元戦闘機・フェンリル」
本日は「R-TYPE FINAL 2」における敵(バイド)の中から、Stage7.0に出現する謎のバイド『フェンリル』を紹介します。

内部には取り込んだ数多の次元戦闘機の残骸が窺えます。
幾重もの次元跳躍を繰り返し辿り着く最果て、意思を失った戦士たちが漂着して生まれた通称『次元戦闘機の墓場』。
そこで屍を喰らい自らの糧とする謎のバイド、それが『フェンリル』です。
決まった形を持たず、エネルギーを取り込み増幅するゲル状の物体で、
ただひたすらに自分を成長させることだけを目的に墓場を這い回っています。
時には取り込んだ対象が持つ機能を利用し更なる成長を図ることもあります。
特に、パイロットに精神的負荷を与えることで知られるR-9Wシリーズ、
中でもとある機構を持つ「R-9WB ハッピー・デイズ」とは強い共鳴反応を見せ、
機体を乗っ取りより効率よくエネルギーを集める形状に変化します。
なお、パイロットに対するR-9WBの機能そのものも利用する必要があるため、
恐らくまだパイロットは生存しているものと思われます。

背中の吸気口のデザインが異なる没案。より生物的な口の見た目をしています。
こちらはクラウドファンディングにご支援いただいた方からのご提案を基に生まれたバイドになります。
墓場の中を進みながら成長を繰り返すフェンリルですが、実は仕様作成時、成長過程がもう1段階入る想定でした。
しかし、設計上ステージの時間がかなり長くなってしまったため泣く泣くカットしています。
ステージの終盤、墓場の終着点に辿り着いたフェンリルは蛹の形態『アムズ・ヴァルト』へと姿を変えます。
・・・といったところで今回はここまで。
あまり語りすぎても興を醒ましてしまうので、もし次の機会があればもう少しご紹介したいと思います。