2本のエナジードリンク
先日、私は祖父母の家で荷物の搬入を手伝いました。
とはいえ、作業自体は2人組の業者の方がほとんどやってくださって、私は事前に通り道を広くするために扉を外したりするくらいでした。
全ての作業が完了したときに、祖父母が良く冷えたビンのエナジードリンクを2本、作業員の方に渡しました。
受け取った作業員の方の嬉しそうな顔を見て急に、妙な懐かしさを覚えました。
私の中学校では、生徒が夏に体育祭の案内を地域の方へ配りに行くという風習がありました。
暑さの中、2人組で指定された家を廻り手渡しするのですが、インターホンをならしてもほとんど留守で、ポストに投函することが多かったです。
ある家で、おじさんに体育祭の案内を手渡したときに、少し待っていなさいと玄関先で待たされたことがありました。
すぐに奥から戻ってきたおじさんは、「お疲れ様、これでなにか冷たいものでも買いなさい」と、300円を初めて会った私たち2人にくれました。
配り終えた後の帰り道にあった駄菓子屋の前の自動販売機で、2人でペットボトルのエナジードリンクを買って飲んだときに、疲れも忘れて嬉しかったことを思い出した今日この頃です。
かしこ。