e^iπ + 1 = 0
数学の超難問であるABC予想を証明したとする論文が、発表から7年半を経て専門誌に受理されたそうです。
近年解決した有名な難問としては、1995年に解決したフェルマーの最終定理や、2006年に解決したポアンカレ予想が挙げられますが、それ以来の快挙といえるのではないでしょうか。
さらに専門家によれば、ABC予想の解決自体はこの論文で独自に開発された新たな数学的手法の一つの応用に過ぎないそうで、その手法の開発こそが数百年に一度の偉業だとも言われています。
一方、その内容があまりに独創的かつ難解すぎて、数学者でも理解できた人はごく少数とのことで、フィールズ賞を受賞しているような超一流の数学者でも、まだ疑念を表明している人もいるようです。いずれ誰もが認める理論になるのか、はたまた覆ってしまうのか、まだ目が離せません。
その他の有名な数学上の未解決問題を調べてみると、けっこうシンプルなものも多いです(「奇数の完全数は存在するか」「e+πは超越数か」など)。
もちろん自分が証明しようと思っても絶対に無理ですが、逆に、問題を作ってみたらたまたまそれが解決困難で有名になってしまうという可能性はあるかもしれません。もしそれが叶ったら、自分の名前をつけて数学史上に名を残してやりたいと思います。