馬場の周囲に巡らした柵
菅 次郎
/ 2015-06-02
皆さんは、交渉ごとなどがうまく進まず「らちが明かない」と思った経験はあるでしょうか。
こういった事態はすべて「らちゴリラ」が引き起こしています。
らちゴリラは、らちの中で子育てをします。
らちが明いてしまうと、子らちゴリラはすぐに衰弱し、やがて息絶えます。
母らちゴリラは、あの手この手を使って交渉ごとを妨害し、らちを明かさないようにするのです。
近年、らちゴリラの個体数は減少の一途をたどっています。
コミュニケーションツールの発展や弁護士数の増加により、らちが明きやすくなったためです。
人間社会の便利さを追い求めるあまり、私たちは何か大切なものを置き忘れてきたのかもしれませんね。